1. 自己紹介
スキーを競技として本気でやってみたい。
そう思うようになったのは、大学2年の冬からでした。
もともと草津町出身で、小学4年からアルペンスキーを始めましたが、大学に入るまでは「遊びとしてのスキー」という感覚が強く、競技という意識はそこまでありませんでした。
でも今は、自分の限界に挑戦したくて、2025-26シーズンは筑波大学を休学してスキーに専念します。
スキーが大好きで、その気持ちだけでここまでやってきました。
でも好きなだけじゃ足りない。どこまで戦えるのか、自分の実力を本気で試してみたい。
そんな思いで、来シーズンはFISレースに本格参戦します。

ここから少しずつ、昨シーズン(2024-25)を振り返りながら、トレーニングや遠征の様子も発信していきます。
今はちょうど春のオフトレーニング真っ最中。
ひとまず振り返り投稿から始めます。
自分のためにやっている挑戦ですが、どこかで誰かの心にも届いたら嬉しいです。
よろしくお願いします!

2. シーズンインの心境
24/25シーズンのシーズンインは11/5でした。
シーズン序盤にも関わらず「来年度」一年間は休学をし、25/26シーズンは本格的にFISレースに参入してなにかしら他の人から見ても大きな結果を残すと漠然ながらもデカい目標を立てました。
そのための通過点として以下のことを今シーズンの目標として掲げていました。
- 岩岳の技術系でGS,SLともに優勝する
- FISレースに出場しポイントを稼ぎつつ今の自分の立ち位置を知る
- JSCで練習を積みコーチの言っていることを頭ではなく体で理解する

私は24/25シーズン以前はFISレースに出場した経験がありませんでした。
なのでFISレースに関しての知識も浅かったですしFISレース界隈における今の自分の相対的な実力を理解できていませんでした。
少し調べてFISレースに出てよい成績を収めるとFISポイントというものがだんだん良くなっていきそのポイントが良い順で滑走順が決まるらしいということを知りました。
アルペンスキーは全員が同じコースを同じターン弧で滑るので最初の人ほど綺麗な状態の雪面を滑ることができ後に滑る人ほどバーン状況が悪くなり結果を残すことが大変になります。
つまり滑走順が大きく結果に関わるスポーツなのです。

25/26シーズンでは大きな結果を残すことを目標としているのでポイントを稼いでいる時間はありません。
諸々を考慮しJSCのコーチにも相談した上で今シーズンはとりあえずFISレースに出てポイントを稼いでおこうと思いました。
具体的に何ポイントを目指せばいいのかは他の競技者のスキー技術におけるポイントに比べて自分の現状の立ち位置が分からなかったのでFISレースに出ながら感覚を掴んでいこうと考えました。
そんな何も知らない自分でも世間から認められるということはかなり高いハードルだと思っていたので今シーズンのうちに岩岳で優勝することは絶対条件だと考えました。
FISレースを視野に入れる前も漠然と岩岳で優勝したいと思いマテリアルを柔らかい雪向けのフォルクル(個人の感想です)に変えていたので目標として丁度いいなと思っていました。


私は大学からホームゲレンデが白馬さのさかスキー場であるJSC(Japan Sports Consulting)というチームに所属していました。
白馬で教えているコーチの言うことを聞き柔らかくて荒れやすい雪で練習をすれば同じく白馬にある岩岳で優勝することができると考えました。
白馬の雪は100%天然雪で柔らかいので毎練習バーンがぼこぼこになります。
ボコボコなところで練習していい滑りができてこそ本物になれると思っていました。
先シーズンは言われることは理解できるが今までのコーチから教わってきた指導方法とは異なるものであったため受け入れることに時間がかかってしまい技術を体で理解することができず中途半端に終わってしまいました。
しかし、実績も人柄も逸脱しているコーチだったということもあり今シーズンこそは今までのスキー技術に関する考えを取っ払いJSCにかけてみようと考えました。
