秩父宮杯・秩父宮妃杯 第98回 全日本学生スキー選手権大会(インカレ)
2025/2/20 男子3部GS bib15
- 1st 14位
- 2nd 7位
- total 9位

人生初インカレ(去年はケガをしていたためインカレに出場することができませんでした)。
今回の会場は青森県大鰐市にある大鰐温泉スキー場でした。
コースとしては90度カーブやウェーブがあるものの斜度的には緩斜面が続くそれほど難易度は高くないと思っていました。
今シーズンかなり練習時間が確保できているなかでインカレで自分の実力がどれほど通じるのか気になっていました。
自分としては来年度にかけて良いスタートダッシュが切れるようにスキーをやっていない人からしても分かりやすいインカレという舞台で目立った成績(欲を言えば1位)を残したいと思っていました。
そしてレース当日になりました。
SAJポイントの低い順で15人目だったのでギリギリドローに入ることができたのですがドローの結果15番スタートという意味の分からないゼッケンでした。
D君から学んだことを忘れないようにして大会に臨みました。

一本目を滑り切ったとき自分の順位の低さに絶望しました。
トップと2.88秒差で14位。
1位どころか入賞ですら危ぶまれるという結果でした
まずはトップ選手に比べてスキーに対する圧が弱いため加速が足りず遅いということをコーチに指摘されました。
しかし、自分としては今回の結果はより根本的な部分に関わっているのではないかと考えました。
それは攻める気持ちです。
当たり前すぎて話にならないという感じですが一本目の自分にはそれが欠けていたと思います。
どこかで「まずは無難にまとめよう」という意識があって、板にちゃんと乗れていなかったし、雪面に圧をかけてスキーを走らせる感覚がなかったです。
結果として、タイム差が大きく開いてしまいました。
二本目は気持ちを切り替えて「どうせこのまま終わるなら、全部出し切って終わろう」と決めてスタートに向かいました。
D君に言われた“自分の実力の80%でも勝てるようになる”という考え方も、逆に言えば「実力を出し惜しみしてたら一生勝てない」とも捉えられるなと思って、とにかく攻めました。
実際、滑っている最中もスキーが走っている感覚があって、ターン後半から外足にしっかり乗れていたと思います。
結果として二本目は7位。合計で9位まで順位を上げることができました。

でも正直、目標としていた表彰台や優勝には遠く及ばず、悔しさが大きいです。
それでも、今回のインカレを通して「練習の質」だけじゃなく「本番でどう滑るか」が今後の課題だと改めて感じました。
ここからのシーズン後半戦、そして来年度に向けて、練習の中でも“攻める気持ち”を当たり前にしていけるようにしていきたいと思います。
