・第45回全日本国公立大学スキー選手権大会(全国公)
2025/3/6 GS bib13
- total 4位

GSは、SLと並んで今シーズンしっかり練習してきた種目でした。
だからこそ、絶対に勝たなければならないと考えていました。
しかし、SGの後も続いていたメンタルの不安定さを完全には振り払えず、どこか大会に集中しきれない自分がいました。
そして、集中できない自分にまたイライラしてしまうという悪循環が続いていました。
ただ、この全国公GSは一本勝負。
だからこそ、「とにかくこの一本に全部をぶつけよう」と思って、スタート前にはイヤホンでAC/DCの音楽を爆音で聞き、気持ちを無理やり高ぶらせていました。
何とか気合を入れてスタート台に立つことはできたと思います。
でも、滑りの内容は悔いの残るものでした。
技術的には、緩斜面で全くスピードが乗らず、自分の苦手が改めて浮き彫りになったレースでした。
ゴール前には「このままゴールしたくない」とさえ思ってしまったほど、自分の中で手応えがありませんでした。
結果は4位。
練習してきたGSでこの順位というのは、本当に悔しかったです。
「もっと本気で、気持ちを強く持って臨んでいれば…」という後悔もありました。
こういう妥協が、自分を弱くしているのだと痛感しました。

このレースで得た一番の課題は、技術的にも精神的にも“誤魔化し”を捨てるということ。
緩斜面でどうスピードを乗せるかという課題を、ちゃんと練習の中で向き合っていかないといけない。
メンタルが不安定でも、それを言い訳にせず、技術と真っすぐ向き合う必要がある。
レースが終わって少し肩の荷が下りたからこそ、そう思えるようになりました。

