競技スキー部に入ってみたけど、シーズン当初はどこで練習すればよいの?
車は使えないけど、公共交通機関で行けるの?
早朝練習とかポール練習とか何もわからない!
以上のような、お悩みを解決します!
本記事の内容
- 各スキー場のオープン日
- オープン当初のコースの様子
- 早朝やナイター営業の可否
- ポール練習の可否
- アクセス
レーサー向けのスキー場について
スキーヤーの皆さん!
秋口になるとシーズンインを意識し始めますよね?
多くのスキー場は12月から営業しますが、人口降雪機や人口造雪機、高度の高いロケーションを活かして10月末や11月から滑れるスキー場も存在します!
今回はそのようなシーズンインに適しているスキー場をレーサー目線で紹介していきます!
早くシーズンインするメリット
そもそも他のスキー場が開いていない時期から滑り始める事にどのような意味があるのでしょう?
早くシーズンインするメリットについて見てみましょう!
①:一日でも早く滑れる!
スキーはシーズンスポーツであり練習可能な時期が限られているので、スキー2年目以降の人にとってはなんだかんだこの要素が強いですね笑。
・スキーが楽しい
・一日でも多く雪上で練習したい
・シーズンインの爽快感を味わいたい
など人によって様々な理由がありますが、
多くのスキーヤーは雪上に立って滑るという行為自体に魅力を感じています!
僕は板を履いて雪上に立ち、雪面がツルツル滑る事を久しぶりに感じる
瞬間がスキーで一番好きかもしれません笑。
②:基礎練習に集中出来る!
アルペンスキーの練習は主に
・ポールを用いないフリースキー
・ポールセットの中を滑るポール練習
に分けられます。
レーサーにとっての大会はポール内での滑走なので、部活やレーシングチームなど集団におけるハイシーズンでの練習はポール練習になる事が多いです。
しかし、ポール練習を行うには専用コースを確保し、ポールを立てる最低限の積雪が必要なのでレーシングチームでも11月や12月の上旬は練習はフリースキーを行います。
いきなり規制されたポールの中を滑る事は難しく、ポール内だけを滑っていても技術も向上しにくい事から
フリースキーで基礎技術を固める事が上達への近道です!
※中にはポール練習だけでも順調に上達する人もいます
僕はポール内を滑る爽快感が大好きなタイプ(ポール狂)ですが、最低限フリースキーをする方が間違いなく上達するので渋々やっています笑。
大会があるハイシーズンまで時間がある為、気持ちと時間にゆとりをもってフリースキーを行い
基礎的な技術を向上させる事が出来るのがシーズンインから滑るメリットですね!
③:少人数で練習できる
勿論一人や仲間内での滑走も練習になりますが、指導者に教えを乞う方が効率的に上達できます。
アルペンスキーの場合は一人でポール練習を行うのは困難な為、レーシングチームなどの団体に所属する事が一般的ですね!
これらの団体の繁盛期はハイシーズン中である為
シーズンインでの練習は少人数レッスンになる事が多いです。
指導者と密なコミュニケーションが取れ、滑走イメージのズレを修正出来る絶好の機会です!
- 一日でも早く滑れる
- 基礎練習に集中出来る
- 少人数で練習できる
シーズンインのスキー場の選び方
シーズンインから滑るメリットについて紹介しましたが、10月末や11月から滑れるスキー場は複数個存在します!
ここでは、以下の項目でそのようなスキ―場を評価していきます!
※レーサーに適しているスキー場をピックアップしています
- スキー場のオープン日
- オープン時のコース状況
- 早朝練習やナイター練習
- ポール練習
- レーシングチーム
- アクセス(車)
- アクセス(公共交通機関)
特に早朝や夜にレーシングチームがスキー場を貸し切る事で、レーサー限定で滑る事が出来るスキー場がオススメですね!
これらのレーサー限定早朝/ナイター練習では期間によってポール練習が出来るところもあります!
1. スノーパーク イエティ (10月下旬)
過去のオープン日:
・2023年10月20日 (金)
・2022年10月21日 (金)
・2021年10月22日 (金)
・2020年10月30日 (金)
・2019年10月25日 (金)
日本一早くオープンするスキー場として有名なのが、静岡県の富士山2合目に位置するスノーパークイエティです!
19年連続で日本一早くオープンしています!
オープン時のコース:
・コース名:Aゲレンデ
・長さ:約 1000 m
・広さ:非常に狭い
・斜度:緩斜面
オープン初日は特に人が多く、幅が狭いコース設計である事から気を付けて滑らないといけません。
早朝/ナイター:
① 一般向けナイター営業
オープン初日から2月末まで毎日15:30 ~ 22:00の間でナイターを楽しむことが出来ます!
特に手続きなども必要なく、格安のナイター料金で練習する事が出来ます。
一部のレーシングチームはこのナイターを利用して、平日にレッスンを開催しています。
首都圏の学校に通う学生が主に参加している印象です。
② レーシングチーム向け早朝営業
一般営業が始まる前にスキー場を貸し切り、練習しているレーシングチームも存在します。
【例①】
【例②】
【例③】
イエティは通常営業が遅めの10時からの日が多い為、早朝練習も他のスキー場と比べたら遅くから始まるイメージです。
早起きしなくて良いというメリットもありますが、早朝練習の割にはバーンが硬くないといったデメリットもありますね!
ポール練習:
早朝営業にてポール練習を行っているレーシングチームもあるようです。
【例①】
レーシングチーム:
イエティに常駐しているレーシングチームはなさそうですが、複数のチームが早朝練習の為に出向いているようです。
※週末など
アクセス:
イエティに行く方法は主に3つあります。
・電車+路線バス(公共交通機関)
・直行バス
・車
東京や神奈川からの直行バスは12月からの運行が多い為、シーズンインの時期にはまだ使えません。
また、公共交通機関を利用する場合も電車と路線バスを乗り継がないといけないので、かなり面倒くさいです。
従って、イエティに行く場合は車がオススメです。
東名裾野I.Cから20分程度と高速道路からも近く、駐車場も平日は無料なのが良いですね!
※土日祝日は駐車料金 \1200~
2. 狭山スキー場 (11月上旬)
過去のオープン日:
・2023年11月03日 (金・祝)
・2022年11月19日 (土)
・2021年10月30日 (土)
・2020年11月12日 (木)
・2019年 改装工事につき営業無し
2020年にリニューアルオープンした国内最大級の室内スキー場が狭山です!
例年日本で二番目に早くオープンする事が多いです!
オープン時のコース:
・長さ:約 300 m
・広さ:広い
・斜度:中斜面
室内なのでコンディションが天候によって左右されない事や一定のコース幅や斜度を確保できる事がメリットですね。
一方で人工雪独特の雪質が好きじゃない人も一定数存在します。
早朝/ナイター:
① 一般向けオールナイト営業
年末や年始などを除いて、金曜日と土曜日は22:00 ~ 06:00の間でオールナイト営業を楽しむことが出来ます!
特に手続きなども必要なく、格安のオールナイト料金で練習する事が出来ます。
また、通常営業も21時までと夜まで営業している為、一部のレーシングチームは平日にレッスンを開催しています。
首都圏の学校に通う学生や生徒が主に利用している印象です。
【例①】
ポール練習/レーシングチーム:
狭山ではレーサー向けのスクールを開講しています。
12月以降では、ポール練習も出来るようです。
【例①】
僕は車が使えない高校生の頃は放課後電車で狭山に通い、ポールレッスンに参加していました!
アクセス:
狭山に行く方法は主に2つあります。
・電車(公共交通機関)
・車
車で行く場合は駐車料金がかかります(\1800~)。
圏央道入間I.C.から20分程度と高速道路から近い為、複数人で行く場合は車もアリですね。
個人的に狭山に行く場合は電車がオススメです。
池袋から40分程度(1回乗り換え)で行けますし、最寄駅(西武球場前)からも徒歩でスキー場まで行けます。
3. 軽井沢プリンスホテルスキー場 (11月上旬)
過去のオープン日:
・2023年11月1日 (水・祝)
・2022年11月3日 (木・祝)
・2021年11月3日 (水・祝)
・2020年11月3日 (火・祝)
・2019年11月2日 (土)
軽井沢プリンスは、長野県内でオープンの早いスキー場として有名です!
例年日本で三番目に早くオープンします!
オープン時のコース:
・コース名:くりの木コース
・長さ:約 380 m
・広さ:狭い
・斜度:緩斜面
・コース名:プリンスゲレンデ
・長さ:約 400 m
・広さ:普通
・斜度:中斜面
緩斜面のコースと中斜面のコースが共にオープンするのが特徴です。
早朝/ナイター:
① レーシングチーム向け早朝営業
軽井沢ではシーズンインの時期、早朝にスキー場を貸し切り
練習しているレーシングチームが複数存在します。
※例年11月5日~12月10日程度の40日弱
【例①】
【例②】
【例③】
例年早朝練習は5:00~7:30に開催され、11月とは思えない硬いバーンで練習する事が出来ます。
必要な料金はレーシングチームによって変わります。
ポール練習:
早朝練習期間の後半(11月下旬~12月上旬)では平日にポール練習が例年行われています。
非常に簡単なコースセットが立ち、良い練習になります。
こちらも参加に必要な料金はレーシングチームによって異なります。
レーシングチーム:
軽井沢に常駐しているレーシングチームはなさそうですが、早朝練習期間では多数のチームが軽井沢に集まっています。
※一か月連続で合宿しているチームも
アクセス:
軽井沢に行く方法は主に3つあります。
・電車(公共交通機関)
・高速バス
・車
車で行く場合は碓氷軽井沢I.C.から20分程度と高速道路からも近いです。
また、駐車場も平日は無料なのが良いですね!
※土日祝日は駐車料金 \1000~
また、軽井沢には公共交通機関でも気軽に行けます!
北陸新幹線の軽井沢駅から徒歩10分程度でたどり着けますし、無料シャトルバスも運行しています。
僕は車が使えなかった頃は、
新幹線や高速バスで軽井沢に通っていました!
4. 志賀高原 横手山・渋峠スキー場 (11月中旬)
過去のオープン日:
・2023年11月18日 (土)
・2022年11月9日 (水)
・2021年11月19日 (金)
・2020年11月14日 (土)
・2019年12月7日 (土)
志賀高原の横手山は2020年に最新スノーマシンを導入し、近年では11月中旬にオープンしています!
オープン時のコース:
・コース名:海和ゲレンデ
・長さ:約 400 m
・広さ:広い
・斜度:中斜面/緩斜面
標高が高いので、昼過ぎまで硬いバーンが維持されるのが特徴的です。
狭山や軽井沢はそれぞれ独特な「ザ・人工雪」のような雪質ですが、横手山は天然雪と言われても違和感のない雪質なのが好きです!
早朝/ナイター:
① 一般向け早朝営業
横手山では土日や祝日に早朝営業をしています。
普通に滑る分には特に手続きなども必要なく、格安の早朝料金で練習する事が出来ます。
一部のレーシングチームはこの一般向けの早朝営業に参加し、練習しています。
【例①】
ポール練習/レーシングチーム:
近年横手山ではコースの半分を区切り、ポール練習をしているチームが見受けられます。
ここも軽井沢と同じように11月下旬からポール練習が出来ますね!
また、横手山をベースとするレーシングチームも存在します。
【例①】
アクセス:
横手山に行く方法は主に2つあります。
・電車+バス
・車
電車で行く場合は長野駅から志賀高原行きのバスに乗る必要があり、軽井沢などと比べた場合はかなり面倒臭いです。
従って、横手山に行く場合は車がオススメです。
信州中野I.Cから40分程度かかり、山道を登る必要がありますが駐車料金がかからないのが良いですね!
5. 鹿沢スノーエリア (11月下旬)
過去のオープン日:
・2023年11月26日 (日)
・2022年11月26日 (土)
・2021年11月28日 (日)
・2020年11月29日 (日)
・2019年11月23日 (土)
最近は横手山や軽井沢に分散しがちですが、数年前までシーズンインの鹿沢は多くのレーサーが集まっていたスキー場です。
オープン時のコース:
・コース名:ホームゲレンデ
・長さ:約 400 m
・広さ:広い
・斜度:中斜面
雪質はオープン当初から硬めなイメージです!
早朝/ナイター:
① レーシングチーム向け早朝/ナイター営業
鹿沢では土日祝日にレーシングチームが早朝やナイターでレッスンをしています。
基本的には鹿沢をベースとするレーシングチームが開催をしていますが、偶に他の団体も参加している場合もあります。
ポール練習/レーシングチーム:
鹿沢ではオープンしてから間もなくポール練習に入っている事が多いです。
11月末の早い段階から早朝やナイターだけでなく、日中にポール練習が出来る環境が魅力的です!
【例①】
アクセス:
鹿沢に行く方法は基本的には車のみです。
上田駅からバスを乗り継いで行くことも不可能ではないですが、現地で車がほぼ必須な事や、バスの本数が少ない事からオススメは出来ません。
また、車で行く際も狭い山道を走らないといけない為注意が必要です。
まとめ:オープンが早いレーサー向けスキー場5選
今回はレーサー向けシーズンインにオススメなスキー場を5つ紹介しました!
スノーパーク イエティは
・一日でも早くシーズンインしたい人
・ナイターを滑りたい人
・イエティで開催されているレッスンに参加したい人
にオススメです!
狭山スキー場は
・首都圏に住んでいる人
・放課後や仕事の後、オールナイトを滑りたい人
・天然雪を滑る前に足慣らしをしたい人
にオススメです!
軽井沢プリンスホテルスキー場は
・レーサー限定の早朝トレーニング期間に参加したい人
・(混みが少ない)平日に滑れる人
・いち早くポール練習をしたい人
にオススメです!
志賀高原 横手山・渋峠スキー場は
・天然雪(に限りなく近い雪質)を滑りたい人
・硬いバーンで練習したい人
・いち早くポール練習をしたい人
にオススメです!
鹿沢スノーエリアは
・土日に集中して滑りたい人(早朝/ナイター)
・硬いバーンで練習したい人
・いち早くポール練習をしたい人
にオススメです!
是非、これらのスキー場でシーズンインを楽しみましょう!
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