【費用】アルペンってどれくらいお金かかるの?競技スキーの費用面について!★☆☆☆☆ (初級者向け)【アルペンスキー】

アルペンノート – 上達のマインドセット編

【注意点】
マインドセット編では、具体的な技術論には触れておりません。
アルペンスキーでは、タイムという定量的かつ絶対的な基準が存在するため、滑りの「型」に統一された正解はないと考えています。

その為、「あらゆる技術論の指導」のもとで応用できる知識や考え方を出来る限り客観的に解説する事をこの記事では重視しています。

悩んでいる人

アルペンスキーにかかるお金の大枠を掴みたい!
冬までにどの程度お金を貯めればよいの?
何にお金をかけるべき?

以上のような、お悩みを解決します

本記事の内容

  • アルペンスキーの費用について
  • お金をやりくりするコツ
  • 一年にかかる費用の例
目次

アルペンスキーの費用を完全網羅

アルペンスキーを始めようと思っている皆さん!

スキー部サークルに入り、アルペンスキー人生を歩み始めるにあたって、この競技には一体どのくらい費用がかかるのかが気になる人がいるかもしれません。
高価な用具を使う競技なので、一般的なスポーツと比べて高いコストがかかるという事は漠然とわかっている人もいるでしょう。

ここでは、一般的なアルペンスキーヤー1年生が必要なコストを網羅的にまとめてみましょう!

オフシーズン中にかかる費用

アルペンスキーでかかるお金としてまず想像するのは、用具代ですね!
中には部活やサークルなどの所属団体で用具を貸してもらえるケースもありますが、一般的には全て自分で購入する必要があります。
中古を買うか新品を買うか高価な物を買うか安価な物を買うかなど、用具にかかるコストは人によって大きく変わります。
初期装備としては必要ない用具については購入しないという選択もありますね!

用具は購入するだけではなく、実際に使えるようにするメンテナンス作業が必要となってきます!
購入したばかりの板をプレチューンアップに出したりする工程ですね。
多くの場合は、用具を購入したショップで、板の購入プロセスの一環として一緒にやってくれる事が多いです。
このような、専門の業者に依頼する本格的なチューンアップは新品の板でなくとも、一年に一回は依頼する事が多いですね!
更に、こだわる選手は、ブーツを自分用にカスタマイズするブーツチューンアップという過程を踏む事もあります!

次にかかるのは、各種登録費です!
まずは、所属団体に登録費(部費やサークルの会費)がかかる場合、それを払う必要があります!
更には、レーシングチームに入る場合はその登録費(コーチシーズン券など)がかかります。
練習するスキー場が固定の場合は、そのスキー場のリフトシーズン券も購入する必要があるかもしれません。
各種シーズン券をこの時点で買ってしまえば、シーズン中にかかるお金はかなり軽減できるので、少し気が楽になりますね!
最後に、公認大会に出場するアルペンスキーヤ―の場合、SAJ登録費FIS登録費など、連盟に毎年払う費用もかかりますね。

更に熱心なスキーヤーの場合、オフシーズントレーニング(オフトレ)にお金をかけるかもしれません!
レーシングチームやトレーナーが主催している練習会であったり、夏季合宿などですね。
スポーツ整体ストレッチ屋さんに通う事もあるかもしれません。
厳密にはオフトレではないのかも知れませんが、海外遠征に赴き、夏に雪上を滑る人もいるでしょう。
このオフトレ過程にかかる費用は、人によっては0円かも知れませんし、数百万円規模にもなる人もいると思います。

シーズン中にかかる費用

では、これらのお金をかけ、シーズンに入った後は、どのような費用が発生するのでしょう?

まずかかるのは、交通費です!
自宅からスキー場への移動スキー場のエリア内での移動スキー場間の移動などですね!
具体的な手段としては、自家用車公共交通機関に分かれますね。
自家用車の場合はガソリン代高速代などもかかります。
一方、公共交通機関の場合は、宅急便などで用具を送るといった用具の交通費も発生するかもしれませんね!

更に発生するのが、宿泊費です!
マイカーを持っている場合は、車中泊をする事で宿泊費を浮かす事が出来るかも知れませんが、大半の場合はこちらも必須な費用となってきます。
中には居候形態で、宿のお手伝いをする事で宿泊費を軽減/ゼロにする手段が、所属団体の文化として存在する場合もありますね!

更に、シーズン券で賄えない部分のレッスン費やリフト券代もかかります!
レッスンのシーズン券の期間外に行う練習や、購入したリフトシーズン券とは異なるスキー場で滑る場合ですね!
大会(レース)に出場する場合は、外部のスキー場になる事が殆どだと思いますので、どうしてもかかってしまいますね。

そして、大会のエントリー費用も発生します!
大体相場は一日あたり5000円程度となっています。
大会は多くても2本しか滑れないので、非常に痛く、効率の悪い出費になってしまいますが、仕方がないですね。
所属団体によっては、部費などからエントリー費が出される場合もあります。

その他の経費としては、用具や身体の日々のメンテナンス代食費を含む生活費などが考えられます!

金銭面をやりくりするコツは?

上記のように多額の費用がかかるアルペンスキーですが、この記事を読まれている皆さまは、スキーに使えるお金に限りがある人が多いと思います。
では、どのようなやりくりする手法節約術がアルペンスキーヤ―にはあるのでしょう?

学生でアルバイト代をスキーの活動費に充てている場合、アルバイト選びが非常に重要になって来ることがあります。
場所的な制約が存在する事から、オフシーズン中に居住地で沢山働きシーズン中は全くアルバイトを行わないといった選択も良いかも知れません!
しかし、今はオンライン上で完結するアルバイトも多数存在するので、そのようなアルバイトを併用し、シーズン中も雪山で働き続けるといった選択も存在します。

また、スキー場付近の現地でアルバイトを行うという手段も考えられますね。
午前中は練習に充て、午後は仕事をするといったメリハリのあるシーズンを過ごすのも良い経験になるかもしれません。
スキルを磨き、フリーランスになるのも一つの手です!
単純に働けば働くほど「良い」という訳ではなく、103万の壁と言われる、税金面の制限を気にする必要がある場合もあるので、アルバイト選びは計画的に進めましょう!

次に考えられるのは、借金をする事ですね!
勿論安易に手を出すべき選択ではありませんし、しっかり計画を立てる必要があります。
しかし、やはり今の日本では大学生が行うアルバイトで得られる時給というのは、卒業後に正社員雇用されてから得られる時給と比べたら、低い事が多いです。
従って、卒業後に借金返済の見通しが立っている、就職活動が終了した学生や、医者になる事が(ほぼ)決まっている医学部生の場合は、ローンなどを組んで借金する事も検討して良いかも知れませんね。
しかし、これらの借金は利子がかかる事が多いので、もし親御さんから無利子で借金できる場合はその方が良いですね!

上記は全て収入を増やすといった観点でのコツでしたが、次は支出を減らすといった観点について見ていきましょう。

まず、先ほど触れた、宿泊費を軽減するといった方法ですね!
マイカーを持っている人の場合、車中泊を行う事が出来ますし、お手伝いをする事で居候形態の宿泊が可能な宿がある事もあります。
また、疲労やコンディションの面に影響が出る可能性はありますが、大会や合宿の際に前泊や延泊をしない事によって総宿泊日数を減らす事も出来ます!
カプセルホテルやネットカフェに宿泊する事で、一泊当たりの宿泊費を減らすといった手法も考えられますね。

次に、交通費を減らすといった方法です!
公共交通機関を利用する場合、高価な新幹線を使うのではなく、バスを使うというような工夫が考えられます。
また、夜行バスを利用する事で、宿泊費も併せて軽減する学生アルペンスキーヤ―も見かけます。
マイカーを利用する場合、複数人で乗り合わせる事で、一人あたりの交通費を減らすといった工夫が考えられますね!
また、高速道路深夜料金休日料金でなるべく安く利用するといった工夫もあります。

最後に、リフト券にかかる費用を減らすという方法です!
リフトシーズン券を購入したスキー場でのみ滑るといった事です。
一度シーズン券を購入してしまえば、1日滑ろうと、150日滑ろうと値段は変わりません。
ただ、大会に出場する事や、異なるスキー場のバーンで練習する事も技術向上には重要な要素です。
目的が滑走日数を増やす事なのか、技術向上なのか、といったバランスを自分なりに考える事が大切ですね!

ここでは誰でも実践できるコツを紹介しましたが、実際にはメーカーと契約する事で用具を提供/割引してもらったり、成績の基準を満たした選手はレーシングチームの登録費がかからないといったケースもあります。
とはいえ、アルペンスキー1年目の人には当てはまらない場合が殆どなので、ここでは割愛しました。

一年間にかかる費用の具体例

では、実際アルペンスキーヤ―具体的にどの程度の費用が一年間に発生するんでしょうか?
20~50万円程度で収まるライトな選手もいれば、海外遠征に行く事で1000万円以上がかかる選手も存在します。
一般的には上級者になればなるほどお金がかかるスポーツになります。

ここでは、大学からアルペンスキーを始めて、20~40日程度滑る場合の選手を想定して、最初の一年間でかかる具体的な額を想像していきます。

オフシーズン
用具:中古板×2、ブーツ、各種小物などで30万円
登録費:部費やシーズン券などで10万円
オフトレ:0万円

シーズン
交通費:20万円
宿泊費:20万円
追加のリフト券代:5万円
大会のエントリー費:5万円
その他雑費:5万円

合計:95万円

勿論各種節約によってこれ以下になる事は多々ありますし、雪国在住の場合は交通費や宿泊費に大きな違いが出ると思います。
しかし、やはり一定レベルの競技生活を送るには、100万円程度は最低かかってしまうのが現実だと思います。

まとめ: かかる費用を理解してアルペンスキーを楽しもう!

いかがだったでしょうか?
本記事では、アルペンスキーヤ―が必要な様々な費用について簡単に説明してみました。

最後に、内容をおさらいしていきましょう。

  • アルペンスキーにかかる費用は大きくオフシーズン中シーズン中の費用に分類できる
  • 支出を減らす事収入を増やす事もそれぞれ工夫出来るコツがある
  • オンラインで完結するアルバイトがオススメ
  • 一定レベルの競技生活を送るには、大体100万円の費用は少なくとも発生する

かかる費用を事前に想定し、オフシーズン中にお金を貯める事で、是非アルペンスキーを楽しんでください!

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David
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