競技をするには沢山の板が必要って聞くけど、
板はどうやって運ぶの?
スキーケースにはどんな種類があるの?
競技スキーを始めてみたいけど用具が多すぎて何を買えばよいかわからない!
以上のような、お悩みを解決します
本記事の内容
- スキーケースとは?
- スキーケースの種類や値段は?
- あなたに最適なスキーケース
- スキーケースの購入方法
- スキーケースの注意点
スキーケース(板ケース)とは?
今回は長距離移動が多いスキーヤーの助けとなる
スキーケースの紹介です!
スキーケースとはスキー用具の持ち運びに便利なアイテム
アルペンスキーヤ―は全国各地、時には海外にも雪を求めて転戦します。
何台ものスキー板を抱えて移動する際非常に便利なのがスキーケースです。
- スキー用具の運搬
- スキー用具の保護
- 安全の確保
スキーケースの種類によって収納できるスキー用具とその数は異なりますが、基本的にはスキー板とストックを入れて各地に運搬します。
その際にスキーケースは運搬において生じる衝撃からスキー板自体を保護する役割や、板の鋭いエッジやストックの先端から自分や周りの人を守るという役割も担っています。
スキーケースはこの場面で使う
- スキー場から宿への移動
- 車での移動
- 公共交通機関での移動
- 宅急便/航空便での発送
長距離移動だけではなく、スキー場から宿など板を楽に運びたい際にもスキーケースは役に立ちます。
また、家からスキー場に板を発送したい場合や海外に発送したい場合にはスキーケースは必須になってきます。
※海外遠征の際は手荷物としてスキー用具を飛行機に積む手法が一般的です
スキーケースを売っているメーカーはここ
スキーケースは様々なスキーメーカーが販売しています。
メーカーによってデザイン、保護機能、運びやすさなどが異なります。
レーシングチームに所属している場合、そのチームが契約しているメーカーがある場合もあります。
その場合通常より少し安い値段でそのメーカーの用具を手に入れる事が出来る事もあります。
- LEKI (レキ)
- KOMPERDELL (コンパ―デル)
- GABEL (ガベル)
- DAKINE (ダカイン)
また、板を主な商品として販売しているメーカーの中にもスキーケースを販売している場合があります。
- Völkl (フォルクル) / MDV
- FISCHER (フィッシャー)
- ATOMIC (アトミック)
- HEAD (ヘッド)
- SALOMON (サロモン)
- ROSSIGNOL (ロシニョール)
- DYNASTER (ディナスター)
- NORDICA (ノルディカ)
- BLIZZARD (ブリザード)
- elan (エラン)
- OGASAKA (オガサカ)
板やブーツと同じメーカーのスキーケースを使用し、
統一感を出すのも良いですね!
スキーケースにはどんな種類があるの?
板やブーツ、 ヘルメットなどと異なり、スキーケースには明確な競技用モデルは存在しない事が多く一般的なスキーケースを用いて問題ないです。
スキーケースは収納できる板の本数に応じて大きく3つに分類する事が出来ます。
- 1本入りケース
- 2本入りケース
- オールインワンケース
1つ1つ順番に見ていきましょう!
①:1本入りケース
1本入りケースはコンパクトさが特徴です。
基本的にスキー板1本とストック1本を収納する事が出来ます。
持ち運びが楽な事や車に積みやすい事などのメリットがありますが、ブーツなど他の用具を収納できず、荷物の総数が増えてしまうデメリットがあります。
日帰りの練習で使用する板(SL板/GS板)が決まっている場合に使用すると便利ですね!
僕も高校生の事、公共交通機関で
学校帰りにスキー場に行く際に多用していました!
②:2本入りケース
2本入りケースは板をまとめる事が出来るのが特徴です。
基本的にスキー板2本とストック2本程度の用具を収納する事が出来ます。
※少量の衣服やスキー用具も収納できる場合も
複数の板を1つのケースに収納し、運搬できるというメリットがありますが、コンパクトではなくなってしまうというデメリットがあります。
僕も大会や練習でスキー場を移動する際に過密日程で宅急便の発送では間に合わなく、公共交通機関で持ち運ぶ必要がある時に使用していました!
あまり最近では使用している人を見ませんが、3本入りスキーケースなども存在します。
③:オールインワンケース
オールインワンケースは大量の用具が入る事が特徴です。
スキー板2本、ストック2本、ブーツ、ウェア、小物類などを収納出来ます。
1つのケースにスキー用品を全て収納でき発送時にコストが抑えられるメリットがありますが、持ち運ぶ際は非常にサイズが大きく、重くなってしまうというデメリットがあります。
部活の合宿や、大会会場から発送する時によく使用していました!
パンパンに詰めるとビックリする程重くなります!
持ち運ぶ際は筋トレですね笑。
スキーケースの値段
- 1本入りケース 0.5~1.5万円
- 2本入りケース 1~3万円
- オールインワンケース 1.5~3.5万円
スキーケースはどんな人に必要?
競技をやるならスキーケースは欲しい
競技スキーを始めるにあたって出来ればスキーケースは欲しいですね!
移動が車のみを想定しており、車に板を積むことが出来るルーフボックスが付いている場合は必ずしも必要ではありませんが、公共交通機関やルーフボックス無しの車での運搬をする場合は必要です!
移動手段が決まってない場合はまず2本入りのスキーケースを手に入れましょう!
スキーケース選択の基準!私に必要なスキーケースはこれ
スキーケースを選択するにあたって考慮すべき項目はこのようなものがありました。
- メーカー
- 収納出来る板の本数 (1本/2本/オールインワン)
スキーケースの種類別メリット/デメリットとしてはこのようなものがありました。
スキーケース | 1本入り | 2本入り | オールインワン |
---|---|---|---|
特徴 | コンパクト | 板をまとめられる | 用具を1つの荷物に |
メリット | ・軽く、運びやすい | ・2本の板を同時に運べる ・ある程度運びやすい | ・荷物の数が少ない (合計配送料が安い) |
デメリット | ・荷物の数が増える (合計の配送料が高い) | ・人によっては重いかも | ・持ち運びには不向き |
1本入りケースは
・日帰りでスキーに行く事が多い人
・公共交通機関でスキーに行く事が多い人
にオススメですね!
スキー仲間の車でスキーに行く際も便利です。
2本入りケースは
・車でも公共交通機関でも板を運ぶ人
・偶に宅急便も使いたい人
にオススメです!
まだ交通の方法が確定していない人などがとりあえず買っておくべき最初のスキーケースです。
オールインワンケースは
・宅急便でのみスキー板を動かす人
・最悪持って運ぶ事になっても対応できる屈強な人
にオススメです!
持ち運ぶ際にオールインワンケースに板を1本だけ入れた事がありますが、形が崩れ非常に運びにくかった為、板は2本入れる事をオススメします。
スキーケースのサイズ
偶にですが、スキーケースを購入したは良いものの自分のスキー板が入らない!といったケースを見かけます。
高校生以上で競技スキーをする人の場合は
・SL板:165 cm
・GS板:~193 cm
のスキー板を使用するので、自分の板が入るサイズのスキーケースを購入しましょう!
※小物類を多く入れたいオールインワンの場合は大きめが良いですね
SG板を使用する場合、多くのスキーケースには収納出来ないので要注意です。
僕のSG板は210 cmでした!
昔の規定板です!
- 回転 (スラローム/SL)
- 大回転 (ジャイアントスラローム/GS)
- スーパー大回転 (スーパージャイアントスラローム/SG)
- 滑降 (ダウンヒル/DH)
オススメ商品
スキーケースはどこで買えるの?
①:オンライン通販
オンライン通販として日本最大規模を誇るのが
スキー用品通販店「タナベスポーツ」です!
用具が決まっている場合は、通販で購入するのが一番楽ですね!
僕も通販が一番楽なので、スキー用品は基本的にここから購入します!
タナベスポーツは楽天市場にも出品していますが、
公式サイトが最速で最安値
になるよう工夫しているようなので、公式サイトで購入する方がお得ですね!
タナベスポーツで取り扱っていない商品を購入したい場合にのみ、楽天市場の他のお店から購入する事をオススメします!
②:店舗販売 (早期予約会)
レーサーの大学生がオフシーズンのアルバイト先によく選びがちなのが、スキー専門店(スキーショップ)です。
- 石井スポーツ
- カンダハー (KANDAHAR)
- FUSO SPORTS
スキー業界では早期予約会というイベントが毎年6~7月に行われています。
このイベントは各専門店が、次のシーズンに販売するモデル (ニューモデル)の事前予約を受け付けるというものです。
- 例:カスタムフェア (石井スポーツ)
-
毎年会場を貸し切って、大規模なスキー展示会が開催されます。
日本各地で行われますが、基本的に各都市で一回の週末にのみ開催されます。
スキーケースを持つ上での注意点は?
新モデルは直ぐに手に入らない
早期予約会などで新モデルを購入した場合、直ぐに手元には来ません!
あくまで予約会なので、実際に納品されるのはその年の10月~12月になります。
従って、早めの11月にシーズンインしようとした時に
まだ板がない!
なんて状態にならないように気を付けてくださいね。
※ お店によっては事情を説明したら早めに納品してくれる所もあり
発送時の注意
長距離の移動や発送時には何個か注意点があります。
スキー用具を拭いてから発送する事が大事です。
使用後の板は濡れていますが、そのままケースに収納して発送してしまうと到着時には板のエッジが錆びてしまいます。
また、他のスキー用具も水分により劣化してしまう事があります。
必ずスキーケースに収納する前にスキー用具を拭きましょう!
スキー板をタオルなどで包んでから発送する事も大事です。
スキーケースは基本的にクッション材がしっかりしていますが、配送時の衝撃から板を保護するために、工夫をする事がオススメです。
スキーベルト(ベルクロ)を多めに巻く事も1つの方法ですね!
また、板に多少水分が残っていてもタオルを巻く事でエッジが錆びにくくなります。
キャスター付きを購入しよう
1本/2本/オールインワンに関わらず、
キャスター付きのスキーケースを購入する事がオススメです!
担ぐ運び方のみが考えられているスキーケースもありますが、コロコロ転がして運搬出来る方が遥かに楽です。
昔板をスキーケースに入れて運んでいる際に、ケースと共に板の末端を削ってしまったという苦い経験が僕にはあります笑。
いくら初心者で用具の扱い方がわかっていないとはいえ、引きずっている事に気づかないのは余りにも杜撰ですね。
買い替え頻度
実際に滑走する際の用具ではない為、基本的には物理的破損があった時や紛失時を除き、一度購入したら当分の間は買い替える必要はないと思います。
ただし、防水性やクッション性が落ちてきたと感じた場合は買い替えるのも一つの手です。
まとめ:スキーケースを購入してアルペンスキーを始めよう!
いかがだったでしょうか?
最後に、内容をおさらいしていきましょう。
- スキーケースはスキー用具を収納するアイテムの事
- スキーケースには1本入り、2本入り、オールインワンなどの種類がある
- 交通手段が決まっていない場合は2本入りがオススメ
- 発送時には水分を拭く事やタオルに包む事など工夫が必要
是非、スキーケースを購入してアルペンスキーを始めましょう!
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