競技スキーをするにはどんな用具が必要なの?
それぞれの用具はいつ使うの?
競技スキーを始めてみたいけど用具が多すぎて、何から買えばよいかわからない!
以上のような、お悩みを解決します
本記事の内容
・アルペンスキーに必要な用具の紹介
・それぞれの用具を使うシーン
① 板
まずはスキー用具の主役である板の紹介です!
- 回転 (スラローム/SL)
- 大回転 (ジャイアントスラローム/GS)
- スーパー大回転 (スーパージャイアントスラローム/SG)
- 滑降 (ダウンヒル/DH)
旗門で構成されたコースを滑り降り、タイムを競うアルペンスキーですが
種目によって旗門間隔が異なるので、
使用する板も基本的に種目によって異なります。
SL板 | 12~20万円
★★★★★
SL板は競技用の板の中では
一番短くて扱いやすい板なので、
使う機会が多いです。
性別、年齢、技術力、出場する大会などに応じて、
その人に最適なSL板は異なってます。
競技スキーを始めるにあたって
まず一台目に購入するべきがこのSL板です。
用途:
- 一番最初に必要な(基本的な)スキー板
使用時:
- フリースキー
- ポール内:SL
種類:
- FISモデル
- セカンドモデル
- カテゴリーフリー
GS板 | 12~20万円
★★★★☆
GS板はSL板より長く、重たい為
初心者には扱いにくい板です。
しかし、大会はSLとGSで大体1:1の割合で存在するので
GS板を使う機会は比較的多いです。
性別、年齢、技術力、出場する大会などに応じて、
その人に最適なGS板は異なってます。
競技スキーを始めるにあたって
出来ればGS板も手に入れましょう。
用途:
- GS競技で使用する長めの(応用的な)板
使用時:
- フリースキー
- ポール内:GS
種類:
- FISモデル
- マスターズモデル
- カテゴリーフリー
②ブーツ関連
スキーブーツ | 6~12万円
★★★★★
スキーブーツは競技種別によらず、基本的に同一の物を使用するので
使う機会が多いです。
フレックス(硬さ)やラスト幅などに応じて種類があり、
スキーの技術力や筋量に応じて
その人に最適なブーツは異なります。
競技スキーを始めるにあたって
まず最初に購入するべき用具の一つがこのブーツです。
用途:
- フリースキーだけでなく、全ての競技種目で用いる足元の支え
使用時:
- フリースキー
- ポール内:SL、GSなど
種類:
- フレックス(硬さ)
- ラスト幅 (横幅)
③ウェア関連
オーバーウェア | 2.5~7万円
★★★★★
オーバーウェアとは
下着などの上から着るスキー用アウターの事です。
防寒性や耐久性など機能性に応じて種類があり、
上下それぞれ別々に購入する事も可能です。
競技スキーを始めるにあたって
最初に購入すべきウェアがこのオーバーウェアです。
用途:
- 主にフリースキーで着用する防寒着
使用時:
- フリースキー
- ポール内:SL、GSなど
種類:
- 機能面 (防寒性、耐水性、防風性、透湿性)
ワンピース | 7~13万円
★★★★☆
ワンピースとは
競技で着用するレーシングスーツの事です。
FISラベルやパッドの有無に応じて種類があり、
大会に出場する場合には必需品になります。
競技スキーを始めるにあたって
出来ればワンピースは欲しいですね。
用途:
- 空気抵抗を抑える為に設計されたレーシングスーツ
使用時:
- ポール内:SL、GSなど
種類:
- FIS規定 (ラベル有り、無し)
- パッド (パッド有り、無し)
ミドラー/ハーパン | 1~3万円
★★★☆☆
ミドラーやハーパンとは
ポール練習時のウェアの事です。
ミドラーには袖が無いベストといった種類もあります。
競技スキーを始めるにあたって
余裕があればミドラーやハーパンは欲しいですね。
用途:
- ワンピース程薄くなく、オーバーウェア程空気抵抗が大きくないウェア
使用時:
- フリースキー
- ポール内:SL、GSなど
種類:
- ミドラー (上半身、袖有り)
- ベスト (上半身、袖無し)
- ハーパン (下半身)
④小物
ヘルメット | 2~7万円
★★★★★
ヘルメットとは
頭部を衝撃から守るアイテムの事です。
ヘルメットには形状やFIS規定が
異なる種類があります。
競技スキーを始めるにあたって
最初に購入するべき用具の一つがヘルメットです。
用途:
- 転倒時やポールとの接触時に頭部を保護する用具
使用時:
- フリースキー
- ポール内:SL、GSなど
種類:
- 普通の競技用ヘルメット
- SL専用のハーフヘルメット
- FIS規定
ストック | 1~3万円
★★★★★
ストックとは
棒状の両手に持つアイテムの事です。
ストックには素材や形状が
異なる種類があります。
競技スキーを始めるにあたって
最初に購入するべき用具の一つがストックです。
用途:
- スタート時の加速や、滑走中のリズムを取る為の用具
使用時:
- フリースキー
- ポール内:SL、GSなど
種類:
- 素材の違い (アルミ/カーボン)
- SLストック
- GSストック
ゴーグル | 1~4万円
★★★★★
ゴーグルとは
目を保護するアイテムの事です。
ゴーグルにはレンズの機能や形状に応じて
様々な種類があります。
競技スキーを始めるにあたって
最初に購入するべき用具の一つがゴーグルです。
用途:
- 太陽光や吹雪、ポールからの衝撃から顔面を保護する用具
使用時:
- フリースキー
- ポール内:SL、GSなど
種類:
- レンズカラー
- ハイコントラスト/調光/偏光レンズ
- ダブル/シングルレンズ
- 平面/球面レンズ
グローブ | 1.5~4万円
★★★★★
グローブとは
手を保護するアイテムの事です。
グローブには形状やインナーの構成に応じて
様々な種類があります。
競技スキーを始めるにあたって
最初に購入するべき用具の一つがグローブです。
用途:
- 寒さを凌ぎ、競技中の衝撃から手を保護する用具
使用時:
- フリースキー
- ポール内:SL、GSなど
種類:
- 形の違い (5本指/ミトン/3本指)
- インナーの構成 (一体型/セパレート型)
⑤防具
プロテクター | 1.5~4万円
★★★★☆
プロテクターとは
上半身に着る防具の事です。
プロテクターは用途に応じて
大きく二つに分類する事が出来ます。
競技スキーを始めるにあたって、
出来ればプロテクターは欲しいです。
用途:
- 転倒時やポールからの衝撃から上半身を守る防具
使用時:
- フリースキー
- ポール内:SL、GSなど
種類:
- 背面プロテクター(脊髄パッド)
- インナーパッドシャツ
レガース | 1.5~9万円
★★★☆☆
レガースとは
スラロームで使用するスネの防具の事です。
レガースは材質に応じて
大きく二つに分類する事が出来ます。
競技スキーを始め、
慣れてきたらレガースは欲しいです。
用途:
- SL競技中にスネを守る防具
使用時:
- ポール内:SL
種類:
- プラスチック製
- カーボン製
アームガード | 1~4万円
★★☆☆☆
アームガードとは
ジャイアントスラロームで使用する腕の防具の事です。
アームガードは材質に応じて
大きく二つに分類する事が出来ます。
競技スキーを始め、
上達したらアームガードは欲しいです。
用途:
- GS(SG)競技中にヒジを守る防具
使用時:
- ポール内:GSなど
種類:
- プラスチック製
- カーボン製
⑥その他アイテム
スキーケース | 0.5~3.5万円
★★★★☆
スキーケースとは
スキー用具の持ち運びに便利なアイテムです。
スキーケースには何本の板を入れる事が出来るかに応じて様々な種類があります。
競技スキーを始めるにあたって、
出来ればスキーケースは欲しいです。
用途:
- 板やストックを収納し、運搬するための用具
使用時:
- スキー場から宿への移動
- 車での移動
- 公共交通機関での移動
- 宅急便/航空便での発送
種類:
- 1本入りケース
- 2本入りケース
- オールインワンケース
スキーバッグ | 0.5~3.5万円
★★★☆☆
スキーバッグとは
競技の用具を持ち運ぶ際に必要なアイテムです。
スキーバッグには使用用途に応じて様々な種類があります。
競技スキーを始めるにあたって、
スキーバッグはあったら便利です。
用途:
- 板やストック以外の小物を収納し、運搬するための用具
使用時:
- 練習時/大会時
- スキー場から宿への移動 (短距離運搬)
- 車や公共交通機関での移動 (長距離運搬)
種類:
- キャスター付きバッグ
- バックパック (レーサーバッグ)
- その他のバッグ
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